かももあるけば
新年のごあいさつ・・というのにはちょっと遅くなってしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
最近は、お正月とは言っても、凧(たこ)あげや独楽(こま)回し、羽根つきなどをやることが少なくなりましたが、昔は屋内でのお正月の遊びの定番として『いろはかるた』や『百人一首』などのカルタ遊びもありました。
今、ピッコロクリニックの待合室では、『いろはかるた』のミニ展示を行っています。
『いろはかるた』の中で一番有名なのは『いぬもあるけばぼうにあたる』で始まる『犬棒かるた』で、これは江戸時代末期の化政期に江戸で生まれた『江戸いろはかるた』とも呼ばれるものです。一方、関西地方ではこれよりも少し前にいろはかるたが誕生し、こちらは『上方いろはかるた』と呼ばれています。どちらも日本に伝わる諺(ことわざ)をイロハに当てはめたもので、昔の日本人の生活や考え方を知る上で興味深いものです。
興味がある方は展示をご覧になってくださいね。
また、待合室の本棚には、その道の権威である時田昌瑞氏著の『イロハカルタ辞典』も置いてありますので、そちらも併せてお読みいただければと思います。
一月後半に入り、インフルエンザが急に増えてきました!
手洗いやうがいでできるだけ予防しましょう。